« 曲がった蝶番 | トップページ | 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。 »

病名のない診察室

「病名のない診察室」
著者:豊田美加
イラスト:山田カオル
ワニブックス
2014年4月

公共図書館

昨日、ふらりと立ち寄った図書館で帰り道に読むための一冊をと借りた。
読みやすくて、サクサク読み終わった。
最後の方のクーコさんと温先生の話は随分泣いてしまったけど(電車の中で良かった)、クコ病院の面々が幸せになっていきそうな雰囲気の中で話が終わったので、心が静かに温まっていった。

(リンクはワニブックスです。リンク切れの際は、ご容赦ください)

病気、治してもらえるの有難いけど。治らない病気ってあるよね。
「先生、治りますか?」って尋ねて、治りませんって。手術何回もしたっても治らない。安易に「治る」って言葉を使ったけど、「治る」か「治らない」かといえば、「治らない」。元どおりにはならないから、「治らない」。でも、それでも生きてる。病気になる前と同じような身体には戻らないけれど、生きてる。生活だってそれなりにできる。それが「治る」ことかどうかなんて、人によって違うんだろう。それを言ったときの「治る」の意味が間違ってたんだな、私と思う。
QOL。生活の質。
生きている人に、病気が進行しないようにとか、進行しても緩やかにとか、日々の生活ができるような。病気とともに生きていく者に、寄り添って診てくれるといい。

私のこと。
何がしたいとか、やっぱりわからなくなってて。
できれば、仕事とか遊びとか、一旦自分の中から全部取り除いて、「生きる」ことだけやりたいと思った。朝、太陽が昇ったら起きて、三食を食べて、暗くなったら眠る。食事はできるだけ質素で、でも、できれば野菜と米と豆腐が取れたらいいなと思う。やっとそう思えるようになったと思うのにね。
それが難しかった。
食材を買うために外出の必要もあるし、自分一人ではないのだから、なんだかだ、そぎ落とせない生活のままである。
ミニマリスト生活とは、違うのよ。もっとずっとその手前。生きものが生きる最低限の何か。それから更に「欲」をそぎ落とせたら。

なんだかんだで、医者のOKが出ていないのにもかかわらず、仕事を始めようとしてしまった。明々後日から始まる予定。
どうなんだろうね。始めはNOと言ってたのに、いつの間にやら流されるように、決まってしまってた。(私で良かったの?という疑問は私が考えても仕方ないので、棚上げしますが)どうなんだろうね。決まったからには、仕事に徹するつもりだし、いただける報酬の分は労働をいたしますよ。私の能力の範囲内なら。

自分のことすら、ままならない。

|

« 曲がった蝶番 | トップページ | 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

日々反省」カテゴリの記事